過敏性腸症候群とは?
過敏性腸症候群の症状と原因
過敏性腸症候群-症状
過敏性腸症候群とは、下痢や便秘など便通異常を繰り返すのに、検査をしても胃腸に異常がなく、原因となる病気が見つからないのが特徴です。
過敏性腸症候群の症状には、「下痢型」「便秘型」「下痢・便秘交替型」があり、便通異常以外にも食欲不振や腹部膨張感、吐き気、おなら、頭痛などを伴う場合があります。
過敏性腸症候群は、日本人に多くみられる病気で、 約10%の方が過敏性腸症候群の症状を持っているとも言われており、女性の方が男性の3倍多く起こります。
過敏性腸症候群-原因
過敏性腸症候群の原因は主にストレスで、会社が休みの日や遊んでいる時などにはあまり症状が出ませんが、会社の人間関係や仕事の悩みを抱えるなど、ストレスの多い時期に症状が強くなる傾向があります。
不安や精神的圧力などのストレスによって、自律神経のバランスが乱れ、排便のメカニズムがくずれて、胃腸の機能に異常を起こしていると考えられています。
また、高カロリー食や、高脂肪食など食生活が原因となることもあります。
急いで食べたり、長い間何も食べなかった後に食べたりすると、過敏性腸症候群の発作が起きることがあります。
過敏性腸症候群がひどくなると、すぐトイレに行きたくなるので電車に乗れない、学校・会社に行けない、などの深刻な悩みを抱えてしまう人もいます。
過敏性腸症候群になりやすい人
過敏性腸症候群になる人は、もともと神経質であったり精神的なストレスに弱い性格の人に多い傾向があります。
また、ストレスにさらされる状況が多い20代の女性や30〜40代の働き盛りの年代に多くみられます。
最近では、小・中学生にも増えていて、特に進学校の生徒に多いといわれています。
過敏性腸症候群と診断されると、神経症テストや性格テストなどで、心理面の検査をします。
過敏性腸症候群の治療法
過敏性腸症候群は、精神的なストレスや生活の乱れによって引き起こされることが多いため、治療法も人によって異なります。
まず、ストレスが原因となっている場合には、そのストレスの原因を突きとめ、取り除くようにします。
医師のカウンセリングを受けて、どんなことがストレスを作り出す引き金になっているか、はっきりさせることが大切です。
そして、ストレスをなるべく溜め込まないように、何か打ち込めるような趣味を持ったり、友人や同僚とのコミュニケーション、スポーツなど、ストレスに対して抵抗力を身につけましょう。
また、暴飲暴食、喫煙、アルコールの多量摂取を避け、運動不足にならないようできるだけ毎日歩くように心がけて、食生活の改善および生活習慣の改善を行いましょう。
過敏性腸症候群の症状は急に治るものではなく、症状が明らかに改善するまでに半年以上かかることもあります。
本人にとっては、かなり辛い病気なので、家族や周囲もこの病気を受け入れて生活していく姿勢が大切です。
ストレス対策と、日々の生活習慣で、徐々に改善していきましょう。